マイホームの購入の年齢層は?何歳で買った?

マイホームを購入した方は、どのくらいの年齢で買っているのでしょうか。実際にマイホームを購入した方の年齢は、30代後半~40代前半が多くなっています。また住宅のタイプ別でも、マイホームを購入した年齢には差が見られます。分譲の戸建住宅なら37歳前後、注文住宅は39歳前後が購入の平均年齢です。一方で中古の戸建住宅は、平均で43歳前後と少し年齢を重ねてから購入する傾向が見られます。

ここでポイントになるのが、人々がマイホームを買うことを決めるのにはどのような基準が存在しているのでしょうか。決断するタイミングなどを考慮して、実際に買うかどうか検討していくのも1つの手です。

賃貸に住み続けるかマイホームを買うか迷っている場合の基準となるのが、資金計画を立てることです。例えば賃貸住宅に住み続ける場合、家賃や更新料などの支払いを考える必要があります。一方で自分の家を持ちたい場合、住宅ローンを組んだ場合の毎月の返済額について考えていきましょう。安定して毎月のローンが返済できるように、ある程度の収入が安定してくる30代~40代で家を買うというケースが多くなっています。

またマイホーム購入のきっかけとなる要素の1つが、ライフスタイルの変化です。30代~40代は、子どもが生まれて、子育てや教育に適した環境で暮らしたいと考えるようになります。そこで子育てがしやすい環境に家を買う方も多くいます。さらに子育てのことだけではなく、老後も安心して暮らせる環境を求めて家を買う場合もあります。

実際にマイホームを購入する年齢を考えるときには、将来の負担を考慮することも欠かせません。住宅を買うのであれば、若いころのほうがいいと聞いたことがある方もいるでしょう。若いころに買うべきと言われる理由の1つが、住宅ローンの完済が早くなるからです。例えば30歳から30年の住宅ローンを組んだら、完済のタイミングは60歳です。一方で45歳から30年のローンを組んだら、完済時には75歳になってしまいます。安定した収入があるうちに完済するためにも、若いときに住宅を買いたいと考える方も多くいます。

住宅ローンを組むときに注意が必要となるのが、年齢によってはローンを組むのが難しいという点です。多くの金融機関では、住宅ローンの完済時の年齢を75歳から80歳未満の設定にしています。完済する年齢が高くなると、住宅ローンの審査が厳しくなる、また老後の収入減がないと返済そのものが難しくなることもあると押さえておきましょう。

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